交際未経験の割合

2023年12月12日に(株)リクルートが運営するリクルートブライダル総研で発表された「恋愛・結婚調査2023」の結果報告によると、20代〜40代未婚者のうち、20代男性で交際未経験の割合は46.0%、女性は29.8%だそうで驚きを隠せません。

私の若い頃(昭和80年代)の20代男性といえば、週末はどこで女性をナンパ(死語?)するかということと、男同士で回し読みするエロ本のことで頭がいっぱいの肉食男子しか見受けられませんでした。しかし、これが、子孫繁栄のために男性という性が持つ当たり前のDNAだったのです。

「リクルートブライダル総研による「恋愛・結婚調査」結果」

どこに行ったの?子孫繁栄のための肉食DNA

男性の肉食DNAが消えそうな昨今、結婚しない若者が増えたとか少子化だと騒ぐ以前に、恋愛をしたことがないということがまず問題で、学校や部活内で「恋愛禁止」などとくだらないことを言っている場合ではなく、学校の授業で男女の交際の仕方を教える時代が来たのではないでしょうか。泣くほど人を好きになり奇跡的に両想いで交際できたのに、喧嘩して別れて酷く傷つき、そしてまた立ち上がる、と言うプロセスは、相手の立場になって考えられる思いやりのある大人を作る上で重要な経験だと思います。今の若者はそんなことも面倒なんでしょうね・・泣

会うな、喋るな!の恐ろしい数年

LINEやSNSのDMではうまくやりとりが出来るのに、会うとうまく話せない、と言う若者が多くなっているのも事実でしょう。会話は瞬時に頭の中で言葉を組み合わせて同時に発しなくてはいけないものですが、LINEやDMは時間をかけて何度も書き直すことも出来るので失敗がありません。また、運悪くコロナの時代に学生時代を過ごした若者たちは、人生で一番楽しい数年間をマスクで顔を隠し、人と会うことも会話も制限され、幼稚園では、皆で楽しくいただくはずのお弁当の時間に少しでも会話をすると先生に大声で叱られる。という恐ろしい光景がありました。

今の若者もそうですが、この幼稚園児たちも行末も心配です。

自由選択の時代とはいえ

学校や職場で必死に友達を作らなくても、SNS上に見知らぬ「友だち」が山ほどいるし、会わなくていいから面倒臭くないし寂しくない。SNSのフォロワーをなぜ「友だち」というのかが私には理解できませんが、まあそういう時代なので仕方がありません。

とはいえ、恋愛はお金と時間の無駄だけどいずれは結婚はしたいと言う人の割合は46.1%で、恋愛するなら結婚のためと言う考えの方が多いらしい。それならやっぱり結婚相談所での出会いはもってこい!というところでしょう。笑 

先日、離婚をし自由を求めて再婚しなかった全く預金のない高齢の叔母の話をXに投稿したところ、「私は結婚する気もないし結婚だけがいいとは思いません!」という類の、ある意味少しムキになったコメントを数件いただきました。私も結婚が正しいとは思っていませんし、女性も自由に生きられる素晴らしい時代になったと思っています。ですから、一人で何の不安もなく自由に幸せに生きているのならムキにはならないとは思うのですが、そういう状況を考えると、言葉では結婚を否定していても、実は一人であるということが不安である場合が多い気がしています。

とはいえ、やはり誰かが傍にいてくれる安心感

先ほど書いた様に、私も結婚が全てだとは思っていません。現に長女は30代半ばで年下の男性と暮らして2年、一向に結婚する気はありませんが毎日楽しそうですし、晴れた休日も一緒に出かけてくれる人がいる、病気になればお互いに看病し合い、苦手なゴキブリが出るとすぐに退治してくれると喜んでいます。むしろ、結婚という形を取らずに誰かと一緒にいることが、自由で安心だということがわかります。

結婚は、他人と暮らしていく上、「結婚」という犬の首輪の様なものをかけられるわけですから、ずっと幸せなはずはありません。行き違いも喧嘩もあります。その中で譲歩し合って理解し、世の中の誰よりも長く一緒に過ごした数十年後、その夫婦が長年培った出来上がった形が見えてくるものだと思っています。それが成功か不成功かはあなた次第だと思います。

結果、私は、この世の中に夫以上に私を理解してくれる人はいないと思っています。

お後がよろしい様で。

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