良い結婚相談室とは?

良い結婚相談室とは?

以前の勤務先では、結婚をお考えの独身の方から、「良い結婚相談所を教えて下さい」というお問い合わせを多くいただきました。「良い結婚相談所とはお客様はどういうイメージをお持ちですか?」と伺うと、皆さん口を揃えて「会員がたくさんいて、成婚とかもたくさん出してるところかな」とおっしゃいます。

結婚相談所の仕組みをご存知ない方は、相談所の中の会員様同士でお見合いをすると思っていらっしゃるので、会員がたくさんいて・・となるわけです。

しかし、どの連盟にも加盟していない結婚相談所以外は(ほぼない)例えその相談所の会員さんが1人だとしても、数万人の中からお相手を選べますよと説明すると驚かれる方もしばしば。また、成婚率が高いからと言って誰でも必ず結婚できるとは限らず、婚活に不向きな方はどこで活動しても不向きなのです。

そして、未成婚の退会も「成婚退会」とシステム操作をすれば成婚率は高くなるので、ここだけの話、成婚率はあまり信用できない数字です。

だったら大手が良いのか?

私自身もそうですが、何かを選ぶ時はやはり広告を多く出している、聞いたことがある名前の企業を信用して選んでしまう傾向がありますが、大手だから結婚できるという保障はないばかりか、広告費人件費をかけている以上費用が高額になりますし、大勢のカウンセラーが会社の規約に沿ってお世話をするので融通が聞かない、また、一人のカウンセラーが担当をしている会員が数人〜数十人というところもあり、悩んだ時にすぐに話を聞いてもらいにくいというデメリットもあります。

最近の話題では、某芸能人の方が真剣に再婚を考えて入会したら、いつの間にか、その相談室のHPに、〇〇さんも会員さんです!と顔写真を無許可で広告掲載されたとのこと。個人情報保護法を完全に無視した無謀なやり方ですよね。

だったら個人経営が良いのか?

そうとも限りません。結婚相談所を開くためには特に資格は不要です。従って、連盟の勉強会、カウンセラー自身がシステム関連をはじめ日々勉強をしなくてはならない形になりますので、相談室によっては婚活に関する知識や経験の差は歴然です。極端な場合、既に他の結婚相談所で活動していた会員さんの方がカウンセラーより婚活の知識が豊富な場合も多々あります。が、大手と違い、金銭面での融通がきいたり、リアルタイムで親身になってもらえるところが多く、カウンセラーと二人三脚で婚活を進めることができるので、ストレスになりにくい
と言えます。

だったら何を基準に選ぶの?

結婚相談所での活動は、会員様とカウンセラーの二人三脚です。従って、どこに入会するかではなく誰が担当するかが重要です。

結婚相談所のほとんどはどこかの結婚相談所連盟に加盟しているので、大手、個人関係なく会員規約はほぼ共通しています。ですからご入会からご成婚までの流れはほぼ変わりません。しかもその流れの間、カウンセラーは会員様に寄り添って活動をフォローしますので、「上からモノを言われる」「言いたいことが言えない」様なカウンセラーは言語道断です。が、会員様の我がままに対してはきちんとアドバイスも出来るカウンセラーがお世話に適していると言えます。

この方に任せよう!と思えるカウンセラーを探

昨今のビジネスセミナーでは「高額商品を売りましょう」という内容が多くなっています。高額商品とは、高額を支払ってでもいいと思える価値のある商品を作る(売る)という意味ではなく、大した価値のないものでも高額にすれば価値があると思って買ってもらえるということの様です。笑

結婚相談所は確かに高額の部類に入るビジネスですが、モノを売る仕事ではないので価値を図るのは難しいと言えます。しかし、会員様(お客様)にとっては、結婚出来ることが最終目的なので、成婚出来た際に支払う成婚料が高額なのは納得出来るものです。 

が、月会費が発生する以上は成婚までの過程もとても重要です。会員様のメンタルを維持させながら前向きに婚活していただける様努力することを含めての高額商品と言えるので、お客様となる会員様は遠慮せずいくつかの相談所を回り、面談をして相性の良いカウンセラーを選びましょう。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA