羨ましい!今どきの結婚
◉ 今どきの結婚
私が結婚をしたのは1988年。当時の女性の適齢期は25歳で、25歳をすぎるとクリスマスケーキ!(売れ残り)などと言われました。(失礼極まりない)あれから34年、現代の結婚生活は大きな変化を遂げます。
混み合った電車に堂々と大型ベビーカーで乗り込んで来る若いママ、スーツに抱っこ紐で電車にのる若いパパ。
当時の私たちにはあり得ない光景で、その全てが羨ましい。
◉昭和の女性はよく頑張った
34年前も、女性が少しずつ社会に進出をしている気配はありましたが、結婚と同時に正社員女性は退職するのが一般的。結婚した後もフルタイムで働く人は珍しかったし、女性は家にいて家庭と子供を守るのが、まあ普通と思われた時代。
子供が生まれてベビーカーで電車に乗る時は、抱っこ紐で抱っこし、ベビーカーは極力小型を折り畳んで乗り、少しでもぐずったら次の駅で速攻降りる。笑 皆様にご迷惑をかけないようにそれはそれは肩身が狭かった。
◉家庭を守ってくださる方??
ここで、Question! 家庭を守るって何です?
意味がいまだに分かりません。
守るだけならALSOKさんに・・
数年前までは男性会員さんのプロフィールの希望条件にも見られた、
希望条件: 家庭を守ってくださる方
女性の希望欄にもありました。専業主婦希望
今は両者とも見られなくなりました。今どきのプロポーズで「家庭を守ってください。」なんて台詞を言ってしまったらドン引きされるでしょう。
本来、女性には、家庭を守りながら幸せになるぞ!
という本能が備わっているとは思うのですが、相手から「守って欲しい!」と言われるのとは違います。
◉34年前の結婚との比較
34年前と現代の結婚の違いを表にしてみました。
データを参考にしたものもありますが、ほぼ私が勝手に感じた時代の変化です。
34年前 | 現代 | |
交際中 | 同棲は結婚を前提としたもの。 ドラマの中では父親に「ふしだらな!」 と言われるアレです(笑) | 取り敢えず同棲してみる |
結婚年齢 | 女性25.8歳 男性28.5歳 | 男性32.3歳、女性30.5歳(東京の場合) 一生結婚しない選択も多い ※18歳〜34歳男女(男性17.3%女性14.6%) |
結婚式 | 結婚式場、ホテル、神前、教会など 親の面目を保つために式を挙げることも 多かったので当人達の知らない方が 参列していることも多くありま18した。 | しない、写真のみ、カフェ、レストラン他自由 友人のみでのパーティなど |
結婚相手 | 異性 | ※日本は、同性の場合はパートナーシップ証明 という形式であれば可能だが遅れている (世界27か国では結婚が認められている) |
仕事 | 男性は安定の正社員、公務員 女性は専業主婦、または週数日の 短い時間のパートが主流 女性は子育てと家事をして欲しい。 が男性の理想。 | 男女共に理想的な働き方が可能。 キャリアのある女性と仕事の話をしながら 共に成長したい男性が増えた。 二人の収入を合わせた世帯収入で余裕のある生活ができる |
家事 | 主に女性 男性が手伝うことは少ない | 分担 出来る方がやる |
料理 | 主に女性 包丁も使えない男性多数 | 分担 出来る方がやる 3食男性が作っている家庭も多い |
子育て | 主に女性 子育てに参加しないお父さんの顔を 見ると泣くので男性は子供と留守番すらできない。 | 分担 マメなパパも多いのでパパっ子も多い。 スーツ姿での抱っこ紐姿は全女性がキュン!とします。 |
◉温度を感じるコミュニケーション
現代は、SNSやオンラインゲームのおかげで、一人が寂しいという概念がなくなったのでしょうね。
まだ十代だった頃、全く知らない方から夜中に電話があり、「一人が寂しくて誰かと話がしたいのです。お願いです!切らないでください」と言われたことがありました。30年前の一人暮らしは、家族も友人もいなければ孤独があるのみで、早く家族を持ちたいと思った時代でした。
現代の若者達は、オンラインゲームやSNSで繋がってはいますが、相手の温度を感じるコミュニケーションの取り方はあまり上手ではない気がします。
これだけ自由になった現代ですが、今も昔も共通することは、傍にいてくれる人がいる事の安心感です。辛い時、苦しい時、困った時、傍で背中をさすってくれる人、さすってあげられる人はやはりいつの時代になっても必要なのではないかと思います。