好きでなかったのに「大切な人」になった理由

辛い時に支えてくれたから

ある保険会社さんのアンケートによると、結婚の決め手になった事の第一位は、男女ともに、
辛い時に支えてくれたから。だそう。


なんだ、簡単!傍にいて励ませばいいんでしょ?と思いますよね?
自分に余裕がある時は簡単ですが、自分が辛い時にも相手を思いやるって、容易ではない事。

あるイベントでそんな姿を間近で見ることになりました。

5月初旬、「東京エクストリーム100kmウォーク」に参加。
小田原城から東京渋谷の神宮前球場までの100kmを一昼夜寝ずに歩いてゴールするイベント。
制限時間は24時間で、決して走ってはいけない決まりがあります。
(某24時間TVの、走って100km24時間がどれほど休んでいるかよく分かりますよね?笑)

このイベントは、歩くだけなら大丈夫!的な感じで、トレーニングをしていない若い人たちの参加も多く、カップルも多く見かけました。自分たちのスピードで24時間以内にゴールをすれば良いので、寝ずに好きな人と一晩中歩けるだけできっとワクワク!スタートから、笑いながら寄り添いながら景色を指差したり、コンビニに寄っておやつを買ったりととても楽しそう。

カップルから会話が消える


歩き始めて50km、足にはかなりの痛みを伴い、カップルからも会話が消え女性が遅れ始めます。不機嫌そうに先を歩く男性、女性に合わせてゆっくり歩く男性、女性の荷物を持つ男性と、カップルの様子もさまざま。

真夜中に一人で歩く女性に声をかけました。
「一人で怖くない?」
「友達に置いていかれちゃって・・・」
「彼に?」とは聞けませんでしたが彼でなかったことを祈ります。

ここからが勝負


80km、この時点では男性もかなり辛いはず、女性も辛くて不機嫌。
しかし、ここからがお互いの真の思いやりオブ・ザ・イヤーの見せ所。
自分の辛さを堪えて、いかにお互いを気遣えるか!一緒に頑張れるか。

この時、見ていた私もキュンキュンしてしまう男性に遭遇。
自分の荷物と彼女の荷物を背負い、冗談を言って笑わせながら彼女に合わせて二人でゆっくり歩いていました。

これですよこれ!

女性は何かと不機嫌になるものですが、男性がうまく対応すれば不機嫌は防げるんですね!
ただ、ほとんどの場合はその対応がずれているから不機嫌が治らない・・・笑
しかし、努力しても不機嫌な場合は、放っておきましょう。
そして、そう言う女性は結婚しても不機嫌な日々が続くことを覚悟しましょう。



友達以上になれなくてもどかしい思いをしている人はこんなイベントに参加してみるのもよし!
男女ともに真の思いやりや精神力の強さがわかります。
もしかしたら、あまりの辛さにいつも優しかったあの人が豹変するかも知れませんよ・・・怖

100kmゴールでプロポーズ?


100kmのゴールゲートをくぐった瞬間に我に返るので、カップルで参加される場合は決して後悔しない100kmでありますように。

因みに、ゴールでいきなりプロポーズをする男性もいるようですが、お化粧も崩れて汗だくでボロボロでヘロヘロの時にプロポーズされても、きっと彼女はこう思うだけ。

「何で今!? この姿で??はあ〜? 今は指輪よりコーラが飲みたいのよ!!」

って。
女性は男性が思うよりずっと超現実主義なのでご注意ください。
プロポーズは是非二人きりの打ち上げで!

時に支えてくれた人

というのは、精神的に辛かった時に支えてくれた。と言う意味が通常ですが、どんな場合も自分の気持ちを楽にしてくれた優しさというのは一番心に響くはずです。